週刊ニュースまとめ(2020年7月19日)
【香港:コロナ】新たなコロナ感染防止策を発表
香港のキャリー・ラム行政長官は13日、緊急記者会見を開き、新型コロナ感染防止対策を発表しました。民間企業などには在宅勤務の実施を呼びかけたほか、公共交通機関利用時のマスク着用の義務化、夜間の店内飲食禁止などを決めました。
香港は感染者の再増加に歯止めがかからず、香港海洋公園(オーシャンパーク)と香港ディズニーランドは、15日から一時休園すると発表しました。
【英中:経済】英国が5Gからファーウェイを排除
英政府は14日、5G移動通信システムから、華為技術(ファーウェイ)製品を排除する方針を発表しました。
【米中:香港】米国が香港関連で制裁措置
トランプ米大統領は14日、香港自治法に署名し、同法が成立しました。中国の金融機関への制裁が可能になります。
また、トランプ大統領は、香港に対する貿易などの優遇措置を終了する大統領令にも署名しました。
【米中:安保】米駆逐艦が南沙を航行
米太平洋艦隊は14日、ミサイル駆逐艦「ラルフ・ジョンソン」が、南シナ海の南沙(スプラトリー)諸島の周辺海域で「航行の自由」作戦を実施したことを明らかにしました。同作戦の実施は5月28日以来。
【中国:外交】習近平の電話外交
習近平国家主席は14日、シンガポールのリー・シェンロン首相、タイのプラユット首相とそれぞれ電話会談を行いました。
【日中:外交】次期中国大使の人事
複数の政府関係者が15日明らかにしたところによると、日本政府は、次期中国大使に垂秀夫官房長を起用する方向で調整に入りました。
中国側がすんなりアグレマンを出すかどうか注目です。
【中国:経済】第2四半期のGDPは3.2%増
中国国家統計局は16日、第2四半期の実質GDPが前年同期比3.2%増加したと発表しました。上半期の累計では1.6%減。
6月の小売売上高は、1.8%減。減少率は前月から1.0ポイント縮小しました。
6月の鉱工業生産額は前年同月比4.8%増で、伸び幅は5月から0.4ポイント拡大しました。
全国70都市の6月の新築住宅価格は、前月比で61都市が上昇、7都市が下落、2都市が横ばいでした。上昇都市数は前月を4都市上回りました。1-6月の不動産開発投資は、1.9%増で、今年に入り初めてプラスとなりました。
6月の都市部調査失業率は5.7%で、前月から0.2ポイント改善しました。
中国商務省が発表した中国への外資による直接投資(FDI)実行額が、1-6月は前年同期比1.3%減の4721億8000万元。米ドル換算では4%減。
小売売上高はなおマイナスですが、生産や投資は戻りつつあるようです。