週刊ニュースまとめ(2020年6月28日)
【中国:香港】全人代常務委で香港国家安全法案の審議が再開
中国の全人代常務委員会の会議が28日から始まり、「香港国家安全維持法案」の審議が再開されました。
常務委が半月に2度も会議を開くのは極めて異例とのことです。
【香港:デモ】7月1日のデモも不許可に
香港警察は27日、香港の英国から中国への返還記念日にあたる7月1日に民主派団体が計画していた大規模デモについて、新型コロナウイルスの感染防止を理由に禁止することを決定しました。
【香港:デモ】国家安全法反対デモで53人逮捕
28日、旺角のネイザンロードで「香港国家安全維持法」の制定に反対する抗議活動が行われました。警察は違法集会の容疑で53人を逮捕しました。
【中国:外交】習主席が欧州理事会議長及び委員長とビデオ会談
習近平国家主席は22日、欧州理事会のミシェル議長およびフォン・デア・ライエン委員長とビデオ会談を行いました。
【中国:科技】GPS衛星「北斗」のネットワークが完成
中国は23日、衛星利用測位システム(GPS)「北斗」の55機目の衛星打ち上げに成功しました。予定していた最後の打ち上げで、計画より半年早くネットワークが完成したことになります。
【アジア:経済】RCEP閣僚会合にインドは参加せず
日中韓とASEAN諸国などは23日、東アジアア地域包括的経済連携(RCEP)閣僚会合をテレビ会議形式で開催しました。交渉離脱の姿勢を示すインドは参加しませんでした。共同声明では、インドについて「交渉の重要な参加国」と明記し、協議復帰に向けて働きかけを続ける方針で一致しました。
【日本:安保】イージス・アショアの配備計画を撤廃
河野防衛大臣は25日、地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の秋田、山口両県への配備計画について、24日の国家安全保障会議(NSC)で撤回を決定したと明らかにしました。
米国からの反応はそれほど大きくないようですが、話がついていたのでしょうか。
【米国:経済】シェールの老舗が破綻
シェールオイル開発の草分け的存在として知られる米チェサピーク・エナジーは28日、経営破綻しました。
国際的な原油価格が低迷する中、新型コロナの追い打ちに耐えられなかったようです。
【中国:経済】5月の中国経済主要指標
小売、投資、鉱工業生産ともに回復基調にありますが、小売と投資はまだ前年同期比マイナスです。
貿易は、輸出は4月のプラス(3.5%)から再びマイナス(-3.3%)に転じ、輸入は-16.7%とマイナス幅が拡大しました。貿易収支黒字は拡大しています。
住宅販売価格は、70都市のうち上昇した都市数が57と新型コロナ前の水準に回復しました。
通貨供給量(M2)の伸び率は、前年同期比11.1%増で、金融緩和の影響かやや高めに推移しています。